2017年5月20日土曜日

山口敬之がレイプ問題を内調北村に相談 レイプ疑惑の山口敬之はやっぱり官邸と癒着していた! 週刊新潮対策を内調トップ・北村滋に相談したメールが流出

ネット↓

テレビや新聞、ネットでは、今週発売の「週刊新潮」(5月25日号)が「週刊文春」のパクリ疑惑を告発したことばかりがなぜか大きなニュースになっているが、同号記事で注目すべきなのはそんな業界内のセコイ縄張り合戦などではなく、“安倍官邸御用達”ジャーナリスト・山口敬之氏の「準強姦疑惑」第二弾ではないのか。
 この第二弾記事では、前号に続いて山口氏が被害女性に送った言い訳がましいメール内容の数々を公開するとともに、山口氏の代理人弁護士が示談を求める姿勢を見せていた事実を伝えている。山口氏は〈私は法に触れる事は一切していない〉〈起訴も逮捕もされてない〉とあくまで強気の姿勢だが、その一方で、親告罪である準強姦罪を“カネで解決”しようとしていた形跡があるという。
 しかも、もっと重要なのは、本サイトが数日前の記事で指摘していたように、山口氏が首相官邸、内閣情報調査室幹部に「週刊新潮」の取材について相談していた事実が掲載されていたことだ。
 同誌はそのメールの画像を公開しているのだが、文面は以下のようなものだ。
〈北村さま、週刊新潮より質問状が来ました。
〇〇の件です。取り急ぎ転送します。
 山口敬之〉
 黒塗りの〇〇は被害女性の苗字が記されていたというが、問題はメールの宛名の「北村さま」だ。「週刊新潮」も指摘しているとおり、この「北村さま」とは、どう考えても北村滋内閣情報官のことだろう。北村氏は総理直属の諜報機関・内閣情報調査室(内調)のトップで、“官邸のアインヒマン”との異名を持つ安倍首相の片腕的存在。
 しかも、笑ってしまうのは、「週刊新潮」編集部がこのメールを入手した経緯だ。記事によると、同誌編集部から取材依頼のメールを受け取った山口氏が、これを北村氏に転送しようとして、誤って「週刊新潮」に送信してしまったらしいのだ。
なんとも間抜けな話だが、しかし、このなんの挨拶もなく始まる簡潔なメールからは、山口氏と北村氏が以前から非常に近しい関係にあること、そして、「週刊新潮」が掲載した準強姦疑惑記事や女性の名前についても、2人の間でわざわざ説明の必要もないくらいに情報を共有していたことがはっきりとうかがえる。おそらく、かなり前から山口氏はこの問題を北村氏に相談していたと考えて間違いないだろう。
「週刊新潮」は第一弾で、山口氏が準強姦容疑で逮捕寸前だったにもかかわらず、菅義偉官房長官の右腕といわれるエリート警察官僚・中村格刑事部長(当時)が捜査にストップをかけていたと報道。山口氏が官邸に依頼して、事件を潰してもらった可能性を示唆していた。山口氏はこれを完全否定していたが、もとは警察庁外事課長などを歴任したエリート警察官僚である北村氏にこんなメールを送っていたところをみると、2年前の時点でも官邸に「準強姦事件と逮捕状もみ消し」を相談していた可能性も非常に高くなってきた。
 しかも、両者の関係がここまで近しいというのは、たんに個人的なスキャンダルや事件もみ消しという話にはとどまらない。山口氏のメディアでの発言やジャーナリズム活動の裏にも、北村内閣情報官の意向が働いていると考えるべきだろう。
 実際、北村氏といえばこの間、安倍首相の“私兵”として数々の謀略を主導してきた。もともと、第一次安倍政権で首相秘書官に抜擢された北村氏は、日本版NSC立ち上げにも深く関わり、特定秘密保護法の法案策定でも中心的役割を担ったが、第二次安倍政権で内調トップに就任すると、安倍首相の右腕となって、政権を利するための謀略情報を仕掛けるようになった。
 内閣情報官の首相への定例報告はそれまで週1回程度だったのだが、ほぼ毎日のように首相と面会。以後、“首相の特務機関”として暗躍する北村氏のもと、内調が動いたと見られる政敵のスキャンダルは枚挙にいとまない。
 本サイトでも何度も取り上げてきたが、たとえば、不正献金問題で辞任した西川公也農水相(当時)の疑惑隠し、保育園対策の不備を追及した民進党・山尾志桜里議員の「ガソリン代計上問題」、翁長雄志沖縄県知事に対する「反日媚中バッシング」、SEALDsをはじめとする安保反対デモへの怪情報の数々、前回都知事選に立候補した鳥越俊太郎氏の金銭スキャンダル、さらに蓮舫民進党代表のいわゆる「二重国籍問題」などなど、これらの大元はすべて、北村氏の指示で内調や公安に嗅ぎまわさせて、デマ情報を御用メディアやジャーナリストにリークするなどの“仕掛け”を行なったと言われている。
 また、安倍首相が“JR東日本は革マル派に支配されている”などの左翼陰謀論をどんどんエスカレートさせ、共謀罪などの監視体制を強化する法整備に動きはじめたのも、この北村氏の存在が非常に大きいとも言われている。
一方、山口氏といえば、ここ最近、テレビに出まくって、まるで官邸の代理人のような情報を垂れ流している御仁だ。それはたんに、安倍首相や菅義偉官房長官を擁護しているだけではない。森友問題では、辻元清美衆院議員をめぐるデマや共産党と籠池泰典・森友学園前理事長の結託疑惑というデタラメを拡散し、北朝鮮問題では、あすにでもVXガスを搭載したミサイルが北朝鮮から日本に飛んでくるような扇動を行っていた。
 また、ネトウヨ御用達のネット番組では、民進党議員のバッシングや政権に批判的なジャーナリストの批判を口汚く展開してきた。
 もちろん、そのなかには、安倍首相や菅官房長官、麻生太郎財務相などから直接得た情報もあると思われるが、自分の下半身スキャンダル対策まで相談するような北村内閣情報官との関係を見せつけられると、やはり、そのメディアでの発言に北村内閣情報官の息のかかっている謀略情報が多数含まれていると考えざるをえない。
 ここまでくると、ジャーナリストというより“官邸の犬”というほうがふさわしい感じがするが、問題なのはおそらく、内調にとって“犬”は山口氏だけではない、ということだ。
 毎日のようにテレビで安倍政権擁護をがなりたてているあの安倍応援団ジャーナリストや官邸お抱え評論家、そして、御用新聞の記者にも、山口氏と同様、内調から情報をもらい、接待を受け、プライベートのさまざまなお世話をしてもらっている者が多数いるのである。
 そして、そのなかには、巨額の官房機密費をもらっている評論家やジャーナリストまでいるといわれている。
 そういう意味では、今回のレイプ報道は、山口敬之という男の品性の下劣さを糾弾すると同時に、メディアで安倍擁護を語っている連中の実態と、連中の情報がいかに恣意的に操作されたものであるかを見事に暴いたともいえるだろう。

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